「色彩は魂のクリスタル」
たましいの画家 通天さんのこと
絵森ミチル 著
●本文184頁(カラー32頁、本文152頁)、収録作品50点
●定価(本体 1800円+税) 2015年10月発売
画壇を離れ、畑を耕し、パンを焼き、清貧に甘んじながら、
黙々と生命の不思議に向き合う天才画家、通天。
華麗で躍動感にあふれ、奔放、優雅・・・
多様な作品は、野を友として生きる姿と相まって、多くの共感と感動を誘う。
長年親交のある著者が、絵の魅力と純真壮烈な半生を語る、
待望の一冊。
若い頃から通天は天才といわれたが、あえて厳しい道を選び、自分の生き方を貫いてきた。
妻がそれを支えた。
創作に徹した生き方は多くの苦しみを友としたが、作品は豊かに開花し、見る者に限りない癒しを与えてくれる。
描く花は種から、鶏は卵から育て、売るためには描かず、自分の絵に向かい続ける------。
現代の日本に、このような画家がいることにも驚かされる。
この3年、毎日、10点をひと組として一人の人物を描くことに取り組んでいる。
本棚に知の彩を 彩流社
〒102-0071 東京都千代田区富士見町2-2-2 TEL.03-3234-5931
http://www.sairyuusha.co.jp/
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自分はどこから来て
今どこにいて
これから
どこへ行こうとしているのか。
通天の絵と共にトリップしてみませんか?
目次より
そのまた向こうから
破壊と反逆と「らしさ」と
女と観音様
プラズマ、ニューヨーク
無限の窓
「単なる売れっ子作家で終わるな」
「ただ好きなように描け」
自分に何ができるのか
根っこだらけの新天地
原始の鶏になりて
黄金のレシピ
ふかふかの土
ピアニッシモと無邊
印象の彫刻
人を温める街
墨色のニュアンス
未知の遊び
ダンシング ほか
●収録作品 50点(カラー41点、モノクロ9点)
青の旋律 ドラゴン 現代文明の危機 ひまわり 蕾 観音様 生命の炎
春の遊び Mind Rose ひまわりの香り 魂の構築の華 春の風 春の姿
祈り 若い人 椅子と女 雉 鶏と私 小豆島南風台の春 人は今何思う
夏月の陽上がるとき潮の香り 君想う 緑の泡 麗しの女のソナタ
Life frpm0≧1 Woman Strength 街角の人々 Beautiful Lady
風空気を切り裂く花 無邉 少女 花 ほか
●通天(つうてん 本名 櫻井洋美) プロフィール
1947年、名瀬市に生まれ、大阪で育つ。小学5年の時、児童画の全国賞を12回受賞し、話題を集める。青春時代は絵から離れ、ボランティア活動で日本全国を回る。1971年、関西独立展に初出品。故・池島勘治郎画伯が、その才に瞠目。以後、池島画伯に師事。73年、東京独立展で初入選。76年、独立美術協会会友に。同年、関西から千葉市に居を移し、自らアトリエを建て、畑づくりをしながら創作に没頭。海外取材旅行は30カ国を超え、国内での個展24回、NY個展4回。
●絵森ミチル(えもり みちる 本名・池口直子) プロフィール
兵庫県の浄土宗寺院に生まれる。関西大学卒業。雑誌の企画編集を経てフリーのライターに。人物ドキュメントや職人、伝統工芸などモノづくりを主に雑誌や新聞で執筆。オーストリア取材では楽器、ガラス、刺繍、家具、宝飾、ワインほかモノづくりの人々を取材。1986年、(株)地球王国設立。モノづくり、食文化、人物、住宅関連を主に雑誌・単行本・PR誌の企画編集を行う。2000年、tumpre.com開設。著書に『房総匠評判ー手の宇宙、技の深淵を訪ねて』(宝島社)がある。